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リンパ浮腫が発生しやすい体の部位
リンパ浮腫は、リンパ系の障害によって起こるむくみの一種で、体内の余分な水分やタンパク質が体内から排出されずに滞留してしまうことで起こります。リンパ節の摘出、がんの治療、先天性のリンパ系の障害などが原因となります。
リンパ浮腫は、身体の様々な部位で発生しますが、特に下肢や上肢に多く見られます。下記にて、リンパ浮腫が発生しやすい部位をご紹介します。
下肢
リンパ浮腫が最もよく見られる部位は、下肢(足や膝、太ももなど)です。下肢のリンパ浮腫は太ももや陰部の違和感から始まるケースが多く、周径では足首から太くなることが多く、次第に足全体や太ももへと拡がっていきます。足首や足の甲が太くなり、靴がきつくなったり、履きにくくなったりすることがあります。また、むくんだ足が重く感じられて、歩行がつらくなることもあります。
上肢
下肢と同様に、上肢(手や腕、肩など)もリンパ浮腫が発生しやすい部位の1つです。上肢のリンパ浮腫は上腕の内側の違和感から始まるケースが多く、次第に手や腕全体に拡がっていくケースが多いです。手首や腕が太くなり、指輪や腕時計がきつくなったり、はめにくくなったりすることがあります。その他、腕のむくみが原因で、日常生活上の様々な動作が制限されるようになることもあります。
頸部
頸部とは首まわりの部位で、ここでもリンパ浮腫が生じる場合があります。首や肩にむくみが現れ、首のまわりにシワができたり、首が太くなったように見えたりします。また首まわりだけでなく、顔面にむくみが現れることもあります。顔面にむくみが現れた場合、目の下が腫れたり、顔全体がむくんでいるように見えたりします。
胸部
胸部のリンパ浮腫では、乳房が腫れることがあります。乳房が腫れることで、胸の形が変わったり、乳房が重く感じたりするようになります。また乳房のリンパ浮腫が進行すると、腕にもむくみが現れることがあります。
腹部
比較的稀ですが、腹部でもリンパ浮腫が起こる場合があります。腹部全体が腫れたように見え、また腹水が溜まることもあり、腹部の張りや痛みなどを感じるようになります。
専門医へお早めにご相談ください
リンパ浮腫を専門とする医師が治療
リンパ浮腫が疑われる場合は、早めに専門医へ相談することが大事です。専門的な診査・診断を受け、早期に治療することで症状を軽減させることが可能になります。天王寺にある大阪あべのリンパ浮腫クリニックでは、リンパ浮腫を専門とする医師が治療を行っていますので、症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。