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院長紹介
院長
三宅 ヨシカズ
略歴
- 1997年3月高知県 土佐高等学校 卒業
- 2003年3月関西医科大学医学部 卒業
- 2003年医師免許取得
- 2003年4月関西医科大学 形成外科学講座 入局
高度救命救急センター 麻酔科 研修 - 2006年1月~葛西形成外科
- 2006年4月~医誠会病院 形成外科美容外科
創傷治療センターを設立 - 2010年4月~八尾市立病院 形成外科 診療科長
- 2013年~リンパ浮腫に対するリンパ管静脈吻合治療を始める
- 2020年4月~八尾市立病院 形成外科 部長
- 2021年7月~八尾市立病院 形成外科 非常勤医
- 2021年8月~大阪あべのリンパ浮腫クリニック 開院
資格
- 日本形成外科学会 形成外科専門医・指導医
皮膚腫瘍外科分野指導医
再建・マイクロサージャリー分野指導医 - 日本フットケア・足病医学会 認定師
- 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 エキスパンダー/インプラント実施施設登録医師
- 下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医
- 弾性ストッキング・コンダクター
など
所属学会
- 日本形成外科学会
- 日本創傷治癒学会
- 日本創傷外科学会
- 日本脈管学会
- 日本リンパ浮腫学会
- 日本リンパ浮腫治療学会
- 日本静脈学会
- 日本マイクロサージャリー学会
- 日本フットケア・足病医学会
- 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
など
Interview
ドクターズインタビュー
大阪あべのリンパ浮腫クリニック 院長
三宅 ヨシカズYoshikazu Miyake
リンパドレナージ施設を新設
ドレナージなどの
専門的なケアを提供
01.新たにリンパドレナージのための施設を作られましたが、リンパドレナージとは?
リンパ液は血液と同様に体内を巡り、不要な老廃物を排出する役割を担っています。ですが、リンパ液の流れが滞ることによって、リンパ浮腫という症状が発生することがあります。リンパ浮腫は、リンパ管やリンパ節の損傷や障害によって、リンパ液が正常に流れなくなることで発生します。具体的には、がんの手術や放射線治療、感染症、怪我、遺伝的な要因などが原因で起こります。
リンパ浮腫に対して行われる専門的なケアの1つが、リンパドレナージです。リンパドレナージは運動療法や圧迫療法と併用され、リンパ浮腫の症状の改善効果が期待できます。
02.リンパドレナージ施設を新設しようと思われたきっかけは?
当クリニックは、リンパ浮腫への専門治療・日帰り手術を行うクリニックとして開院しましたが、大変ありがたいことにたくさんの方からご相談いただいており、リンパドレナージをご希望になる方も大勢いらっしゃいます。そうした状況を鑑みて、当クリニックの隣にリンパドレナージ施設を新設しました。
今まで診療を行っていた場所は初診・手術を中心とした初診・手術ステーションとし、新たに増設したスペースは再診・複合治療ステーションとして活用しています。そうして診療スペースが拡大したことで、専門的なリンパドレナージが行えるようになっただけでなく、ご予約も取りやすくなったのではないかと感じています。
03.リンパドレナージ施設をどのように活用されていますか?
リンパドレナージに限らず、運動療法のためのスペースもあり、またセミナールームのようなものもあって、リンパ浮腫の方向けの講演会なども行っています。そして今後はリンパセラピストのための講習会を行う場としても、活用していきたいと思っています。お一人でも多くの方にリンパ浮腫の治療について詳しく知ってもらえる、そんな場所にしていきたいです。
すべてのリンパ浮腫の方
にとって
弾性着衣によるケアは重要
04.リンパ浮腫へのケアとして弾性着衣も提供されていますが、弾性着衣とは?
弾性着衣は、圧迫力がある素材を使用した特殊なストッキングやスリーブなどの衣類です。浮腫部位に圧迫力を加え、リンパ液の循環を促進することで、浮腫の軽減や予防が可能になります。当クリニックでは様々なサイズ・タイプの弾性着衣を取り揃えており、専門スタッフによる正しい着用方法のアドバイスも行っています。
05.豊富なサイズ・タイプの弾性着衣を取り揃えているクリニックは多くない?
S・M・Lといった大まかなサイズだけを用意しているクリニックが多く、また着脱方法についても詳しい説明・指導がなされていないケースもあります。
当クリニックでは各種サイズ・タイプの弾性着衣をご用意しているだけでなく、浮腫がある部位を詳細に測定し、それぞれの部位に合わせて適切な弾性着衣を選定いたします。また購入前に無料で試着できるので、仕事中や日中に実際の使い心地をご確認いただけて、ご自身に合った弾性着衣を選ぶことができます。
06.弾性着衣の重要性についてどうお考えですか?
リンパ浮腫の手術を受けられた方はもちろん、そうでない方にとっても、弾性着衣は欠かせない重要なケアとなります。ですが、そうした重要性が十分にリンパ浮腫の方に伝えられているかと言えばそうではなく、簡単にサイズを測って「これを使用してください」と言われるだけというケースも多いようです。
その方に合ったサイズの弾性着衣を提供することもそうですが、着脱方法をきちんとお伝えすることも大事で、弾性着衣の着脱は慣れないと難しいので、きちんと説明を受けず自分で着用しようとして「これは無理だ」と諦めて、そのままにしてしまうことがよくあります。そうして弾性着衣の使用を諦めてしまうと、その後、効果的に治療を進めるのが難しくなるので、是非、専門的なクリニックへご相談いただきたいです。
症状で困ることのない
快適な毎日のために
様々な専門的なケア・治療
をご提供
07.サイトをご覧の方へメッセージをお願いします
弾性着衣は、すべてのリンパ浮腫の方に必要なケアとなります。弾性着衣による圧迫療法を基本として、必要に応じて手術やリンパドレナージを受けていただくのが理想的と言えます。
当クリニックでは、“弾性ストッキング・コンダクター”という資格を持つ専門家と連携し、その方に最適な弾性着衣を選び、着脱方法についても詳しくご説明いたします。また、新設したリンパドレナージ施設にてリンパセラピストの資格を持ったスタッフからドレナージが受けられますので、症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。リンパ浮腫の症状で困ることのない快適な毎日のために、様々な専門的なケア・治療を行わせていただきます。