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- 保湿による感染予防
毎日のスキンケアで合併症を予防
蜂窩織炎などを防ぎましょう
リンパ浮腫は、リンパ液が滞留してむくみが生じる病気です。リンパ浮腫になると患部の皮膚はざらざら・ゴワゴワとした状態になり、角質の連続性が断たれて、外部からの刺激や感染に弱くなってしまいます。その結果、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの合併症、また様々な肌トラブルを招きやすくなります。
蜂窩織炎などを予防するために、保湿効果のあるクリームを入浴後や起床時に使用したり、ドレナージ効果のあるマッサージを行ってリンパの流れを促進させたりしましょう。また弾性ストッキング・スリーブを使用する際は、スキンケアを行ってから着用し、肌荒れを防ぐようにしてください。
スキンケアの方法
入浴後や起床後などに、保湿効果のあるクリームを使用してください。ローションでも構いませんが、冬場には保湿不足になりやすいのでご注意ください。弾性ストッキングやスリーブの目詰まりを防ぐために、クリームを塗布した後はよく擦り込み、少し乾いた後に着用してください。
次のような場合はご注意ください
皮膚に傷がある
もし皮膚に傷がある場合は、すぐに適切な医療機関を受診してください。受診するまでは、患部を流水で洗浄して清潔を保ち、張り付きにくいガーゼで保護してください。蜂窩織炎などのトラブルを防ぐためには、普段のスキンケアに加えて、家事で手袋を使用したり、野良仕事を避けたり、猫などの動物の爪に触れないようにすることも重要となります。
蜂窩織炎を発症している疑いがある
「皮膚が赤くなっている」「触ると熱を感じる」などの症状がある場合、蜂窩織炎を発症している可能性があります。「そのうち治まるだろう」と自己判断せずに、すぐに天王寺にある大阪あべのリンパ浮腫クリニックへご連絡ください。