運動療法

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リンパ液の流れを促す

リンパ浮腫の予防や悪化を防ぐためには、適度な運動でリンパ液の流れを促すことが大事です。また、生活の中でリンパ液の流れを妨げないようにすることも重要となります。

リンパ液の流れを促すためにできること

リンパ液の流れを促すためにできること
  • 安易にセルフマッサージは行わず、専門クリニック・専門医に相談する
  • 適度な運動は、リンパ液の流れを促すことができるため、普段の生活の中でも体を動かす
  • 椅子に長時間座る時は、脚を台に載せて、できる限り脚を高くする
  • 就寝時、疲れやむくみを感じる時は、腕や脚を少し高くして休む

リンパ液の流れを妨げないためにできること

  • 服や靴下、下着、腕時計などの身につけるものは、体を締め付けないものにする
  • 前立腺がんや子宮がんなどの治療後は、長時間の正座は避けて、脚を組まないようにする

リンパ浮腫の運動療法

有酸素運動

有酸素運動は、心拍数を上げることによって血液循環を促進するため、リンパ浮腫の管理に効果的です。運動の種類として、ウォーキング、水泳、自転車などがあります。

軽い筋力トレーニング

筋力トレーニングは、筋肉を強化することによって、リンパ管を圧迫することができます。ただし、トレーニングの強度は適切なものである必要があります。重い重量を持ち上げるなど、過剰なトレーニングはリンパ浮腫を悪化させる可能性があるのでご注意ください。

ストレッチ・柔軟体操

ストレッチ・柔軟体操は、筋肉を柔らかくし、関節の可動域を広げることができるため、リンパ浮腫の管理に役立ちます。特にリンパ浮腫が手足に現れている場合、手足の動きを改善するために柔軟性を高めるようなストレッチ・柔軟体操を行うことが重要となります。

リンパドレナージ

リンパドレナージは、専門的なケアによりリンパ液を体内で循環させる方法です。天王寺にある大阪あべのリンパ浮腫クリニックでは、“リンパセラピスト”の資格を持つ看護師によるリンパドレナージが受けられます。

リンパ流路再建手術+運動療法 

リンパ流路再建手術+運動療法 

運動療法は現在残っているリンパ流路をできるだけ有効に使う目的で行います。がん手術などによって残っているリンパ流路自体が少ない場合にはリンパ流再建手術(リンパ管静脈吻合手術)をすることで、より効果的にリンパ液を流すことができます。

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